便利ツール、amazon、楽天、Yahooどこが安い?
登録
目次
  • 1. イントロダクション
  • 2. EAN、UPC、ITF、JANコードの概要
  • 3. SAPにおけるバーコードの登録方法
  • 4. 関連するSAPテーブルとフィールド
  • 5. MEANテーブルの詳細説明
  • 6. 具体的な登録例と活用シナリオ
  • 7. 登録時のベストプラクティス
  • 8. 実際の登録手順
  • 9. まとめ

SAP品目マスタにおけるEAN、UPC、ITF、JANコードの登録方法と関連テーブルの解説


1. イントロダクション

  • EAN、UPC、ITF、JANコードは製品識別のためのバーコードシステムで、SAP品目マスタに登録することができます。
  • この記事では、各バーコードの概要、SAPでの登録方法、関連するテーブルと項目名についてわかりやすく説明します。

2. EAN、UPC、ITF、JANコードの概要

以下の表で各コードの概要をまとめます。

コード種類説明
EAN (European Article Number)ヨーロッパを中心に使用される国際標準のバーコードシステム。13桁のEAN-13や8桁のEAN-8があります。
UPC (Universal Product Code)主に北米で使用される12桁のバーコードシステム。
ITF (Interleaved Two of Five)物流や在庫管理で使用される、14桁のバーコードで、段ボール箱やケース単位での管理に適しています。
JAN (Japanese Article Number)日本で使用されるバーコードシステムで、EANと互換性があります。8桁のJAN-8や13桁のJAN-13があります。

3. SAPにおけるバーコードの登録方法

SAPでは、品目マスタでバーコードを登録し、販売や物流のプロセスで活用します。バーコードの管理には、MEANテーブルが重要な役割を果たします。

4. 関連するSAPテーブルとフィールド

SAPでのバーコード情報の登録に関するテーブルとフィールドについて、以下の表にまとめます。

テーブル名説明主なフィールドフィールド説明
MEAN品目の追加識別情報(バーコード情報)を管理するテーブルEAN11, NUMTPバーコード番号、バーコードの種類(EAN, UPC, ITFなど)
MARA品目マスタの基本データを管理するテーブルEAN11主バーコードとしてのEANコード
MVKE販売データを管理するテーブルEAN11販売条件に基づくバーコード情報

5. MEANテーブルの詳細説明

  • MEAN テーブル:
    • 品目のバーコード情報を管理する主要なテーブルです。
    • EAN11 フィールドには、実際のバーコード番号(最大14桁)が登録されます。これは、EANコードやUPCコード、ITFコードなどを格納するためのフィールドです。
    • NUMTP フィールドには、バーコードの種類を示す数値(コードタイプ)が登録されます。たとえば、1はEAN、2はUPC、3はITFなど、バーコードの種類に応じた番号を使用します。

6. 具体的な登録例と活用シナリオ

  1. EANコードの登録例
    • 品目マスタを開き、MEANテーブルにアクセスして、EAN11フィールドに13桁のEAN-13コードを入力します。
    • NUMTPフィールドに「1」(EAN)を設定して、バーコードの種類を指定します。
  2. UPCコードの登録例
    • 北米向けの製品に対して、EAN11フィールドに12桁のUPCコードを登録し、NUMTPフィールドに「2」(UPC)を設定します。
  3. ITFコードの活用例
    • 物流で使用する段ボール箱の識別用に、MEANテーブルに14桁のITFコードを登録し、NUMTPに「3」(ITF)を設定します。

7. 登録時のベストプラクティス

  • コードタイプの正しい設定
    • NUMTPフィールドでバーコードの種類を適切に設定し、使用するコードがEAN、UPC、ITFのどれかを明確に区別します。
    • 複数のバーコードを登録する場合、異なるNUMTP設定を使用してバーコードの種類を区別します。
  • MEANテーブルを活用した複数バーコード管理
    • 一つの品目に対して複数のバーコードを登録する際は、MEANテーブルを活用し、販売、物流、在庫管理のそれぞれの用途に応じたバーコードを登録します。

8. 実際の登録手順

  1. 品目マスタを開く (MM01, MM02)。
  2. 追加識別情報としてバーコードを登録 (MEANテーブルに情報が追加されます)。
  3. バーコードの番号をEAN11フィールドに入力し、NUMTPでコードタイプを設定
  4. 必要に応じて、販売や物流のデータにもバーコードを反映 (MVKEテーブルなどを使用)。

9. まとめ

  • EAN、UPC、ITF、JANコードは、SAPの品目管理において重要な要素です。正確にバーコードを登録することで、販売や物流プロセスが効率化されます。
  • MEANテーブルを活用し、EAN11フィールドでバーコード番号を管理し、NUMTPフィールドでバーコードの種類を指定することで、適切なバーコード管理が可能です。

ツールネット

ツールネット

こちらの記事はツールネットで作成した記事です。
記事提供いただける方、募集中です。
興味のある方はご連絡ください。

記事一覧
お問い合わせ/プライバシーポリシー

© 2021 ツールネット. All Rights Reserved.