タップとはめねじを作るための工具です。 大きく分けて切削タップと転造タップの二つがあります。
切削をする(切粉を出す)ことでめねじを作るものを切削タップという。
対して、金属を押し寄せて山谷を作るものを転造タップという。天蔵タップは切削タップと異なり、切粉が出ないのが特徴です。
スパイラルタップは切屑をタップの進行方向と逆方向に排出するため、止まり穴へのタップ加工に向いている。
ポイントタップは切屑をタップ進行方向に排出するため、通り穴へのタップ加工に向いている。
先タップ/中タップ/上タップに分かれている。
違いは食いつき部の山数です。
手作業でタップ加工を行う場合、先タップ→中タップ→上げタップの順に使用します。
先タップは食いつきがよく、綺麗なネジをつくることができます。しかし、食いつき部の9山は不完全なネジとなります。そのため、先タップでねじをたてた後、中タップ上げタップの順に使用することで、タップを深くまで立てることができます。
食付き部の山数が9山のタップ
食付き部の山数が5山のタップ
食付き部の山数が1.5山のタップ
管用タップはテーパーねじと平行ねじの2種類があります。
またサイズはインチで表します。
いちぶ、にぶ、さんぶのように呼びます。いちぶは1/8インチ、にぶは1/4インチ、さんぶは3/8インチ、よんぶは1/2インチといった具合で表します。
転造タップはロールタップ、盛り上げタップとも呼ばれる。切削タップと異なり切屑をほとんど出さずにネジを加工できる。
アルミなど柔らかい材料に対して使用されることが多い。
切削タップを用いてタップ加工を行う際、切削油に求められる効果は潤滑性の向上及び冷却、さらには切屑の排出です。
そのため、タップ加工では潤滑性の向上が重要なため不水溶性の切削油が推奨されます。
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