中学受験において漢字の学習は非常に重要です。
限られた勉強時間の中、ついつい後回しにされがちですが、漢字は試験における得点源です。
算数の問題を解く上で四則演算(+−×÷)ができる前提で学習を進めるのと同様に、国語の読解や歴史上の人物など、漢字力及び語彙力をつけた上で学習を進めることで、効率的に学習を進めることができます。
対象の漢字
小学校6年間の学習対象漢字は1,026字です。これは決して少なくはありませんが、逆に言えばこれを確実に覚えることで大半の問題に対応することができます。
ウルトラマンで覚える小学生対象漢字1,026字も下記にて作成中です。合わせてご参照ください。
[blogcard url="https://tool-net.jp/kanji-ultraman/"]
漢字の勉強方法
関連付け
記憶を定着させるために最も効果的な方法は、好きなものに関連づけて覚える方法です。
例えば、ウルトラマン付きの子供に対して、「スペシウム光線」と関連づけて「光」「線」を覚えることで、漢字の学習が楽しくなります。
電車好きであれば、「新幹線」から「新」「線」を覚えるなど、低学年時から先取りで漢字を覚えることが可能です。
お子さんの興味がある内容に合わせてることで、学習効率は格段に上がります。
漢字辞典
漢字辞典を使用するメリットは、「この漢字は一般的にどのような使い方をするのか」を学ぶことが出来ます。
国語の文章題や他の教科の学習中に出会った漢字を調べる事で、関連づけて実践に生きる漢字力、語彙力を強化することが出来ます。
おすすめの漢字辞典は下記です。
1年生、2年生の対象漢字は1ページに1文字、
3年生、4年生の対象漢字は1ページに3文字、
5年生、6年生の対象漢字は1ページに4文字のように
学習する年次に合わせて文字の大きさ等調整されており、非常に使いやすい構成となっています。
継続
漢字の学習において大切なことは、毎日5〜10分の学習を毎日コツコツと行うことです。
1026個もある漢字の全てを、短期間に身につけることは難しく、同じ漢字を別の日に繰り返し復習することが大切です。
ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線を意識して繰り返し学習することが非常に大切です。
エビングハウスの忘却曲線
1日後には67%忘れ、2日後には72%忘れる。
6日後には75%忘れ、31日後には79%忘れるとされています。
この忘れるタイミングで再度学習する事で記憶を定着させることが出来ます。
新しく学習したことについては、「せっかく覚えたのに忘れてしまった」ではなく、記憶を定着させるために、「1回目の勉強をしたので、忘れずに復習をするぞ」と思うようにしてください。
おすすめの参考書
出題範囲を網羅した参考書としておすすめを二冊紹介します。
これらはどちらもお勧めですが、一冊購入してやり込めば他の問題集などは不要です。
もし載っていない感じが出た場合は、他の受験生も解けないと思いと割り切りましょう。
漢字辞典