IP68って何?それ強いの?

ものづくり

IP68って何?それ強いの?

iPhoneなど、最近のスマートフォンなど、IP68という言葉を聞く機械が増えてきたと思いますが、内容をきちんと理解できていますか?

IPとは、IEC (International Electotechnical Commission)国際電気標準会議規格による規格されている、防水、防塵性能を等級で示すものです。

IPはIngress Protection、侵入に対する保護を示しております。

防水、防塵はどのくらい耐えられるのか?

 

IP68のように記載され、6の部分が防塵性能。8の部分が防水性能を示しております。

防塵性能は0〜6級の7段階、防水性能は0〜8の9段階あり、それぞれ、6と8が最高基準です。

6:完全な防塵構造

8:水面下での使用が可能

 

IP69(IP69K)って何?

ドイツの規格:DIN40050により定められた、IP69(IP69K)という規格もありますが、こちらは高温、高圧、スチームジェット洗浄に対する保護規格で、具体的には80度のお湯を指定された形状のノズルで10−15cmの距離から80−100barの水圧で放水(14−16L/分)

本体を水平方向に0・30・60・90度で各方位に30秒づつ水平面上で回転させながら実施する。というものもあるようです。

具体例

iPhoneの防水性能

iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR

iPhone7 以降iPhone XRまでの上記機種については、IP67等級に適合しております。

ただし、防水防塵性能の低下リスク及び濡れている状態での充電を避けるよう注意が促されております。

iPhone11

iPhone11と iPhone11proでは同じIP68と記載がありますが、メーカーによって記載されている防水性能には差があるようです。

iPhone11:最大水深2メートル、最大30分使用可能

iPhone11pro:最大水深4メートル、最大30分使用可能

 

iPhone XS, iPhone XS (MAX)

iPhone XS, iPhone XS (MAX)については、iPhone11同様最大水深2メートル、最大30分使用可能とのこと。

注意点

これらテストは常温の真水で行っているため、海水やお湯などではテストされておりません。

つまりは、お風呂や海に携帯を入れても大丈夫!というわけではないので、注意が必要です。

IPX7/IPX8

IPX5/IPX6の噴流に対する保護とは異なり、IPX7/IPX8は潜水に対する保護であり、水に落としても大丈夫である、本格防水を意味している。

一般製品

具体的には、水洗いが可能な電動シェーバや、浴室で使用可能なテレビ、スピーカー、ライト、イヤフォンなどが挙げられる。

こちらのキンドルについてはIPX8であることがしっかりと謳われております。

工業製品

メトロールのタッチスイッチはIP67とのこと。

キーエンスのセンサーもIP67との事。

 

用途が一般製品よりも過酷な環境での使用が予想されるので、同じIPX7でも一概に防水性能の強さは比較できませんが、参考になれば幸いです。

防塵・防水性能一覧

防塵性能

保護等級 IPコード 説明
0 IP0X テストなし
1 IP1X 直径50mm以上の固形物(手など)が内部に侵入しない
2 IP2X 直径12mm以上の固形物(指など)が内部に侵入しない
3 IP3X 直径または厚さが2.5mm以上の固形物(工具先端など)が内部に侵入しない
4 IP4X 直径または厚さが1.0mm以上の固形物(ワイヤーなど)が内部に侵入しない
5 IP5X 機器の正常な作動に支障をきたす粉塵が内部に侵入することを防止する。
6 IP5X あらゆる大きさの固形物、粉塵が内部に侵入しない

防水性能

耐水性能 IPコード 説明
0 IPX0 テストなし
1 IPX1 鉛直(重力の働く方向)に落下する水滴を受けても、有害な影響がない
2 IPX2 対象物が正常な取り付け位置から15°以内の向きで傾いているとき、鉛直に落下する水滴を受けても有害な影響がない
3 IPX3 鉛直から60°以内の範囲で水滴が噴霧状に落下しても有害な影響がない
4 IPX4 すべての方向からの飛沫を受けても有害な影響がない
5 IPX5 すべての方向から噴流水(勢いNOある水流)を直接当てても有害な影響がない
6 IPX6 すべての方向から強い噴流水(勢いのある水流)を受けても有害な影響がない
7 IPX7 一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸かっても有害な影響がない
8 IPX8 連続的に水中に置いても有害な影響がない。水没の条件については製造者が規定する。

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