中小企業診断士試験 1次試験

中小企業診断士

中小企業診断士1次試験の概要

中小企業診断士1次試験の科目は全7科目。 財務会計、マーケティング、組織人事、法律、情報システム等ビジネスマンとして必要な知識を幅広く学習することができます。

経理の仕事をしているので財務会計が得意など、自己の強みを活かした学習が可能です。

会社内のポジションが上がり、マネージャーとして働く場合、会社全体の数字を見なくてはいけない⇨財務会計の知識

マネージャーとして自分のグループの業績、モチベーション、教育を考え実施する必要がある⇨組織人事の知識

などなど、どのような部署で、どのようなポジションにいても活用できる基礎的な知識を広く学習する事となります。

2021年試験の日程

1次試験日程

1次試験日は令和3年8月21日・22日を予定。

2次試験日程 筆記試験

2次試験日は令和3年11月7日を予定。

2次試験日程 口述試験

2次試験日は令和4年1月23日(日)を予定。

 

試験科目、試験時間と配点

試験日 科目 試験時間 配点
1日目 経済学・経済政策 60分 100点
財務・会計 60分 100点
企業経営理論 90分 100点
運営管理 90分 100点
2日目 経営法務 60分 100点
経営情報システム 60分 100点
中小企業経営・政策 90分 100点

1次試験は全てマークシート方式による択一式試験です。

試験科目紹介

経済学・経済政策

ミクロ経済学とマクロ経済学に関して出題される。

貿易による国内の影響や関税をかけることでどのような影響が出るかなど、貿易に関する知識も学習します。

経済学・経済政策試験について、試験の情報や勉強方法について下記記事にてまとめておりますので、ご参照下さい。

財務・会計

2次試験の事例IVにも出題される最重要科目

財務諸表を読むにあたって、どのような指標を見て、他社と比較したら会社の特徴や状態が見えるかなどを学習します。

企業経営理論

コンサルティングに不可欠な戦略論や学習して楽しいと感じる方の多いマーケティングが含まれるのがこの科目。

運営管理

製造業あるいは小売店で勤務している方には非常にイメージしやすい科目

生産管理では製造工程や品質管理における考え方、ツールなどを学習。

店舗・販売管理では、スーパーなどにおいてどのような位置に商品を配置したら買ってもらえるか?値引はどのようにしたら効果的か?などを学習します。

経営法務

苦手意識を持つ方が多い科目。しっかり学習することで得点源にすることも可能。

株式会社と合同会社って何が違うの?特許、実用新案、意匠権って色々あるけど、どういう意味?など、ビジネスで関わる可能性のある基礎的な法律知識を体型立てて学習します。

経営情報システム

ITに関する基礎的な知識をつけるとともに、企業でIT を活用するためのシステム導入や活用にいて学習します。

中小企業経営・政策

中小企業にコンサルティングを行う上で必要な知識を学習します。

日本の企業のうち、99.7%は中小企業である。そのうち、従業員数で比較すると69%が中小企業で勤務しているなど、数字を用いた違いなどを学習する。

国や地方自治体の各種政策も併せて学習する。

1次試験合格基準

  1. 第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とする。
  2. 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とする。

1次試験通過かどうか

その年受験した試験全て40%以上、かつ合計が60%以上で合格。

⇨ここで60%を超えていた場合、1次試験通過、2次試験の受験資格を得ます科目合格かどうか

1次試験全体で通過できなかった場合、各科目で60%を超えているか判断し、超えていた科目は科目合格です。

有効期間は3年間(合格年度含む)

⇨要するに、一度科目合格すると翌年、翌々年の2回免除の可能性がある。と言う事です。

科目合格後再受験

科目合格した場合、その科目の免除を受けることができます。

免除した場合、免除科目を除いて受験し、受験科目の得点に応じて合否を判定します。

わかりづらいと思いますので、下記に場合分けして具体例を載せておきます。

1次試験合格

科目 得点 合否判定
経済学・経済政策 70点  
財務・会計 70点  
企業経営理論 70点  
運営管理 70点  
経営法務 70点  
経営情報システム 70点  
中小企業経営・政策 70点  
合計点数 490点

合格

490/700(70%)

1次試験不合格(40点未満有り)、科目合格

科目 得点 合否判定
経済学・経済政策 80点 科目合格
財務・会計 80点 科目合格
企業経営理論 25点 ×
運営管理 80点 科目合格
経営法務 80点 科目合格
経営情報システム 80点 科目合格
中小企業経営・政策 20点 ×
合計点数 445点

不合格

445/700(65%)

こちらの試験結果の場合、合計得点の判断では60%を超えておりますが、企業経営理論と中小企業経営・政策の2科目が40%を下回っているため、科目合格はありますが、全体としては不合格です。

この場合、翌年の受験では企業経営理論と中小企業経営・政策の2科目が必須受験。その他の科目は受けるか受けないかは戦略的に判断可能。

得意な科目は再受験することで、平均点を上げる戦略を取る受験者もいます。

1次試験不合格(合計点不足)、科目合格

科目 得点 合否判定
経済学・経済政策 80点 科目合格
財務・会計 60点 科目合格
企業経営理論 30点 ×
運営管理 30点 ×
経営法務 30点 ×
経営情報システム 80点 科目合格
中小企業経営・政策 40点 ×
合計点数 350点

不合格

350/700(50%)

こちらの場合は合計点数が60%未満のため、科目合格となります。

中小企業診断士 1次試験合格者 新名称

中小企業庁より、1次試験合格者及び科目合格者への新名称が適用されると、令和3年4月20日に発表されました。その名称は下記の通りです。

〇〇年度中小企業診断修得者

こちらは、1次試験全科目合格者に付与される新名称です。

〇〇年度中小企業支援科目合格者(科目名)

中小企業支援科目合格者(経済学・経済政策)のように、各科目について、合格者であるという名称が定められました。

新名称については下記の記事でもまとめているのでご参照ください。

合格率

直近の5年間の合格率は下記の通りです。
  平成28年 平成29年 平成30年  令和1年 令和2年
申込者数 19,444 20,118 20,116 21,163 20,169
受験者数 16,024 16,681 16,434 17,386 13,622
合格者数 2,404 3,106 3,236 4,444 5,005
合格率 17,7% 21,7% 23,5% 30,2% 42,5%

https://www.j-smeca.jp/attach/test/suii_moushikomisha.pdf

数字だけを見ると合格率は上昇傾向にありますが、令和2年はコロナ対策で受験をやめた場合も科目合格の期間が延長される施作がとられたことから、学習時間が足りていないと感じる受験者が受験を控えたことが推測されるため、今後の傾向がどのようになるかは注意が必要です。

他資格等保有による免除

他の資格を保有している場合場合試験が免除されるあります。
科目名 科目免除対象者
経済学・経済政策 公認会計士試験2次試験
不動産鑑定士・不動産鑑定士補
経済学博士
大学等の経済学の教授・助教授
財務・会計 公認会計士・会計士補
税理士
経営法務 弁護士
経営情報システム 技術士(情報工学部門)
応用情報技術者、システムアーキテクト、ITストラテジスト、プロジェクトマネージャ、システムアナリスト、アプリケーションエンジニア、システム監査、ソフトウェア開発、第1種、情報処理システム監査、特種

 

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